よく比較される過去形と現在完了形の違いを具体的に見ていきましょう。
①I lived in Osaka.
②I have lived in Osaka.
③Tom went to China.
④Tom has been to China.
⑤Mary finished my homework.
⑥Mary has finished my homework.
皆さんは上の文章それぞれの違いが判りますか?
ポイントは現在完了形の意味です。
現在完了形は「過去から今も含めて持っている」ということです。
言い換えると、現在完了形を使うと今のことまでわかるという点が一番のポイントです。
ではそれぞれ見ていきましょう。
①私は大阪に住んでいました。(今は住んでる?)
②私は大阪に住んでいます。(今も住んでる)
(詳しい解説はこちら)
③トムは中国に行きました。(今はどこ?)
④トムは中国に行って、今は帰ってきています。(今は帰ってきている)
(詳しい解説はこちら)
⑤メアリーは宿題を終えました。(今はなにしてる?)
⑥メアリーは宿題を終えたところです。(今は椅子に座っている)
(詳しい解説はこちら)
というように、過去形を使った場合には、今何をしているのかは全く分かりません。
一方現在完了形を使った場合には今のことまではっきりとわかるんです。
この今のことまではっきりとわかる、というのが現在完了形の特徴で、ネイティブが意識しているポイントです。
しかし、日本語にするときには区別しないと訳せないので、それぞれの用法ごとに訳しわける必要があります。
これからは過去形と現在完了形の違いを尋ねられたら、胸を張って「今のことがわかるかどうかやろ」って言ってやりましょう!!
関連項目
・現在完了形なぜhave+P.Pなのか
・現在完了形が示していること