過去完了形のイメージをしっかり頭に入れながらどんどん見ていきましょう!(過去完了形のイメージを忘れている人はこちら

今回は不定詞+完了形についてみていきます。

この範囲も過去完了形のイメージを利用することで一気に理解することができます。

しかし本題に入る前の前提として、不定詞の性質を一つ覚えておかなければなりません。

不定詞の時制は基本的に動詞の時制と一致する

という性質です。

例えば、

She seems to be a nurse.

この文章では動詞は現在形です。

したがって不定詞の部分も現在形になります。

訳は「彼女は(今)看護師のようだ」です。

同様に、

She seemed to be a nurse.

この場合は動詞が過去なので、不定詞の部分も過去形になります。

訳は「彼女は(昔)看護師のようだった」です。

このルール意外と見落としがちなんで頭に入れておいてください!

そして、現実問題、「あの人は(昔)看護師してたみたいやでー」、というように、相手の昔の状態を、今予想することも当然ありえます。

その場合一番わかりやすい表現の仕方は、

She seems to was a nurse.

です。

なぜなら、今想定しているので「seems」、ぬかしのことなので「was」…にしたいのですが、不定詞のtoのあとには原形しか置けません。

なので過去を表現したくても過去形が置けないんです・・・

さらに原形になると、動詞の時制になってしまうので・・・

ということは、これは彼が活躍する予感!

そうです、普段はやる気のない過去完了形!

過去形でどうにもならない時にはしぶしぶ出てきてくれるんです。

She seems to had been a nurse.

しかし助けに来てくれるのですが、やる気がなので弱い。

いつものごとく、やられてしまい

She seems to have been a nurse.

になるんですね。

少し過去完了形のイメージ、理解できてきましたか?

いろんな範囲とつながっていくことで理解も深まっていくので、つながりを意識しながら文法は勉強するようにしてくださいね!

次回は動名詞+完了形の範囲です。

ここまで来た皆さんなら、動名詞+完了形も、なぜその形になるのか考えられると思います。

ぜひ自分で考えてから動名詞+完了形の範囲に進んでください!