今日は、前置詞+関係代名詞について書きます。
この部分も、関係代名詞主格の部分とほとんど同じなので、別々に覚えるのではなく、必ず関連付けておいてください!
I like the house in which I lived last year.
私は、去年(私が)住んでいたその家が好きだ
今日はこの文で見ていきましょう。
まずは、二つに文を分けるんでしたね!
中心となる文は・・・
「私はその家が好きだ」
I like the house.
です。
そうすると残った部分は、「去年(私が)住んでいた」です。
この部分は、「その家」の説明になっているので、この二つで文章を作ります。
必ず「誰」が「~する」の形にしてください。
したがって・・・
「私は去年その家に住んでいた」
I lived in the house last year.
になります。
あとはこれらの
I like the house. ☆
I lived in the house last year.
の文章をつなげるだけです。
手順は今までとほとんど同じです!
①二つの文章で同じ名詞(a,theがついている場合が多い)を探す
今回はthe house です。
②☆ではない方の文内の同じ名詞が、主語かどうかを確認。
目的格の時と同様、この部分で少し違いが生じます。
英語では、前置詞の後は必ず名詞がおかれ、その部分は目的格になります。
したがって、今回the house はinの後ろにあるため、目的格だといえるのです。
言い換えると、目的格パターンと同じなんです!
③
②で説明したように前置詞の後に同じ名詞がくるときは、目的格パターンなので、人ならwhom、ものならwhichにかえます。
I lived in which last year.
そして目的格の場合、変えた部分を文頭にもっていくんでしたよね?
つまり
which I lived last year.
となります。
④できた文を☆の文内の同じ名詞の直後に入れる
よってできる文は、
I like the house which I lived in last year.
となり、目的格なのでもちろん
I like the house I lived in last year.でも大丈夫です。
目的格の場合省略できることを覚えておいてください!
忘れている人は関係代名詞(目的格)を復習しておいてください。
しかし、「いやいや、最初の文とちゃうやん」ってなっている方が多いと思います。
ここからが前置詞+関係代名詞のみが持つことを許されたルールの説明です。
前置詞と関係代名詞がつながっている場合、関係代名詞と一緒に前置詞も前に連れて行ってもいいよ、というルールがあるんです。
なので、今回の場合には
I like the house in which I lived last year.
と、一緒に前に行っているんですね。
ここで気をつけないといけないのは、一緒に前に出る場合には、関係代名詞を省略してはいけません。
「連れだすんなら最後まで責任とってよね」、って感じです(笑)
なのでこの文章は結局のところ、4パターン書くことができます。
それをまとめて今回は
終わりにしたいと思います。
I like the house which I lived in last year.
I like the house I lived in last year.
I like the house in which I lived last year.
I liked the house where I lived last year.
です。
え?
「最後の奴なんやねん」って思ってます?(笑)
これが関係副詞です。
この文は関係副詞の部分で説明するので気になった方は是非お読みください。
今回も練習問題を付けておきます。
次の文を二つに分けて、そのあと前置詞+関係代名詞を用いた一つの文にしてください。
①トムが昨日いった(その)公園は大きい
②ミキが話しかけた(その)男性は私の兄だ
①「(その)公園は大きい」 The park is big.
「トムは昨日その公園にいった」 Tom went to the park.
The park to which Tom went is big.
②「(その)男性は私の兄だ」 The man is my brother.
「ミキは、(その)男性に話しかけた」 Miki talked to the man.
The man to whom Miki talked is my brother.
関連項目
・関係代名詞(主格)
・関係代名詞(目的格)
・関係代名詞(所有格)
・関係副詞
・分詞
・不定詞(形容詞的用法)
・前置詞+名詞
・等位接続詞