今回は過去分詞に焦点を当ててみましょう!

基本的には現在分詞と同じなので、現在分詞の部分も参考にしてみてください。

まず、現在分詞の場合は、動名詞と同じ形であるため、「~ing」を見つけた場合どちらの「~ing」なのかを判断する必要がありました。

一方、過去分詞の形は、必ず形容詞化副詞であるため、そのような判断は必要ありません。

しかし!!
厄介なことに、過去分詞は、動詞の過去形と同じ形であることが多いんです・・・

つまり、動詞の過去形か、過去分詞なのかを判断する必要が出てくるわけです。

このことは読解の部分で説明するので、今回はまず過去分詞について理解しましょう。

現在分詞と同様、4つの例文で見ていきます。

1 The spoken language is English.
2 The language spoken in this class is English.
3 English is spoken in many countries.
4 Seen from here, the mountain looks beautiful.

現在分詞の時と同じく、1、2では名詞を説明する形容詞、3では補語になる形容詞、4では分詞構文として使われています。

1の文では、spoken一語でlanguageの説明をしているため前から「spoken language」という形になっています。

一方2ではspokenに対して「in this class」という説明がはいっています。

言い換えると、「spoken in this class」というまとまりになって、「language」の説明をしているため、後ろから説明しているわけです。(この部分、現在分詞の方でより詳しい解説をしています。)

そして、3の文では「英語は、話される」という主語、述語の関係ができていますよね。

なので、文の補語になっていると考えられます。

いわゆる受動態というものですね。

4では分詞構文として使われています。(分詞構文の部分で詳しく解説します)

分詞構文は分詞の副詞的な使い方です。

この場合はSeen from hereがlooksという動詞を説明をしている副詞と考えられます。(the mountain looks beautifulという文全体を説明していると考えてもOK)

「ここから見られると→見える」

なので訳は「ここから見られると、その山は美しく見える」です。

以上のように分詞というものは、意味が変わるだけで、現在分詞でも、過去分詞でも使い方は全く同じと考えてもらって大丈夫です。

関連項目

分詞
関係詞
不定詞(形容詞的用法)
前置詞+名詞