不定詞の形容詞的用法には、
I have no time to study.
のように不定詞が(to study)説明される部分(time)の内容になっている場合には両者の間に関係性がなくても形容詞的用法に慣れることもあります。(よく=の関係と説明されるやつです)
しかし、基本的に不定詞が形容詞的用法になるには、説明する部分と、される部分に関係性を持たせなければいけません。
それらの名詞の部分と不定詞の部分の関係を具体的に見ていきましょう!
I have many friends to help me.
この文は、「私には、私のことを助けてくれるたくさんの友達がいる」という意味になります。
しかし、「なんで私を助けてもらうために友達を持ってるやったらあかんねん」って思った人もいると思います。
その理由は意味的に変だからです・・・というのはただうやむやにしているだけなのできっちりと解説しましょう(笑)
この文の、「to help me」という不定詞の部分に着目してください。
この部分がfriendsの説明をしていると判断したのにはきっちりとした根拠があります。
不定詞の部分「to help me」、この部分も元々は一つの文として成り立っていたと考えてみてください。
そうすると、主語がなくなっていることに気づきますよね?
誰かさん help me.
という感じです。
そしてこの「誰かさん」の部分に入るものが(many) friendsなんです。
つまり、名詞と不定詞の関係というのは、不定詞の中に、説明される名詞の入る場所が残されているかどうか
ということなんです。
一つだけではわかりにくいのでもう少し見てみましょう。
I am in the room to study in.
おそらく多くの人はこの最後のinに苦手意識をお持ちだと思います。
しかし、このinは、名詞と不定詞の関係を作り出すためにはなくてはならない存在なんです。
またこのinがあるかないかでは意味が変わってしまいます。
この文の意味は「私は勉強部屋にいる(勉強するためのへや)」という意味になります。
study in (the room)
という関係が成り立っていますよね?
もしこのinがないと、roomの入る場所が不定詞内に存在しなくなってしまいます。
いやいや、「the room study(studies)でいけるやん」って思った方!
まさか部屋が勉強なんてしませんよね?笑
このように名詞と不定詞の間に関係を持たせられないときには、副詞的な使われ方だと判断すればいいんです。
したがって、
I am in the room to study
の場合、「私は勉強するために部屋にいる」となるんです。
なんとなくわかりましたか?
そして、先ほど少し触れた
I have no time to study.
見てお分かりのように、こいつらは不定詞の部分にtimeの入るところがありません。
したがって厳密にいうと形容詞的用法ではないんです。(実際に文法の専門家の中には名詞的用法と取る人もいます。僕もその撮り方に賛成なんですけどね・・・)
・・・が、学校や受験では形容詞的用法に分類されるため、もう覚えてしまいましょう。
ということで今回は不定詞の形容詞的用法について解説しました。
不定詞は、副詞か形容詞かの判断が一つの理解できるかどうかの分かれ目になるので、しっかりと確認しておいてください!