今日はイギリスの成績についてお話ししたいと思います!
イギリスに留学すれば、必ず気になるのは学校の成績評価の基準ですよね。
僕はこちらに来るまで、日本の成績基準と同じだと思っていたのですが、実は大きく異なります。
なので、留学する前にしっかりとその違いを理解しておきましょう!
イギリスでは2:1という言葉や、2:2という言葉も成績で使われるので、僕のように、初めて聞いたときにパニックにならないようにしっかり理解しておきましょう。
日本の成績評価の基準は、大学によって異なることもありますが、
秀、優、良、可、不可
というものや、
A+、A、B、C 、D
などが一般的だと思います。
どちらの評価基準にしても共通している点は、一番いい評価は90%以上、二番目の評価は80%以上(大学によっては80%以上を一番いい評価とまとめているところもあります)、三番目70%以上、そして最低合格基準が60%以上ということです。
イギリスのプレマスターコースに進学する場合には、大学院に進むために、60%以上の成績で修了する必要があります。(プレマスターコースって何?て人はこちら)
日本の大学の成績基準から考えると、「普通に単位取ったらいけるやん」ってなるんですが、そんなに甘くありません・・・
なぜならイギリスの大学での成績基準は日本の成績基準と全く異なるからです。
イギリスでは、大学の場合、40%以上の成績を修めれば、単位をもらえます。
言い換えると、40%以上が日本の「可」や、「C」に当たるということです。
40%以下の場合は単位を落とす、ということになります。
大学院の場合は、最低基準が50%になります。
50%以下だと単位はもらえません。
っということは・・・
成績基準は
40%〜49%
50%〜59%
60%〜69%
70%以上
というふうに分かれています。
70%以上がdistinction。
一番いい成績です。
distinctionの成績で大学や大学院を卒業すると、自分の経歴に書き込むことができます!
是非みなさんこれを目指しましょう。
そして、60〜69%。
二番目にいい成績は2:1(a two-one)と呼ばれます。
「2:1ってなんやねん」って感じですよね?
僕もそうでした 笑
しかし、次の成績、50%〜59%の名前を知れば謎が解けます。
その名も2:2(a two-two)またの名をa lower second。
僕はこのa lower secondという名前を聞いたときに、2:1、2:2の意味がわかりました。
お気付きの方も多いと思いますが、2番目の成績で1番いい方が2:1で、2番目の成績で2番目にいい方が2:2ということです。
「2番目の成績」という概念を無理やり分解させた感じです 笑
なぜこのような表記の仕方なのかはわかりません。
そして、40〜49%はpassです。
つまり、プレマスターからマスターに行く場合は2:1以上を取らなければいけないということなので、かなり頑張らないといけません。(ちなみに80%や90%以上はほぼ見たことがない、と先生は言っていました)
このような感じでイギリスの成績基準はつけられています。
2:1や2:2っという言葉がでてきたら、「あぁ、2番目の成績のどっちかのことか」って理解できるようにしておいてください。
(ちなみに大学院の成績では50〜59%はpass、60〜69%がmerit、70%以上がdistinctionです。)
余談ですが、この成績制度を知る前に、フラットメイトのメチャクチャ英語ができる中国人に「60%取れるか心配やねんけど・・・」っという話をしたら、「大丈夫大丈夫、私でも70%以上とれたから!」って言われ、「そのレベルでも70%しかとられへんのか・・・」と絶望したんですが、このフラットメート、一番いい成績を取ってたみたいですね 笑
ってな感じで、日本の成績基準で考えると、僕みたいに絶望することになる可能性もあるので、しっかり成績制度の違いを理解しておいてください!
関連項目
・BEOとSIUKの特徴
・Pre-master courseとPre-sessional courseの違い
・留学日記