では現在分詞を具体的に見ていきましょう!

現在分詞は動名詞と形が同じなので気をつけないといけないのですが、それについては読解のところで説明します。(後日公開)

1 A sleeping baby is Tom.
2 A baby sleeping on the bed is Tom.
3 The baby is sleeping.
4 Walking in the park, I met Mary.

分詞は大きく分けてこの4つの使い方がされます。

上の2つは名詞を説明する形容詞として使われています。

そして3つ目は補語として使われている形容詞です。

そして最後の文は分詞構文と呼ばれるものです。

上の二つから見てみましょう。

日本語は物を説明するときには必ず前から説明します。

「赤くて甘くて、今まさにペンギンに食べられかけている・・・魚」
のようにどんだけ長くても前から説明できるんです。

しかし、英語の場合、説明する部分が二語以上、つまり、形容詞句や、形容詞節になった場合には後ろから説明しなければいけないんです。

1の方を見てみましょう。
sleepingの部分がbabyの説明をしています。

したがって、sleepingは形容詞です。

この場合、sleeping一語でbabyの説明をしているため、前から

「sleeping baby」となっています。

「interesting book」などと同じように使われていますよね?

分詞は形容詞と同じと思ってください!

一方、2の場合、sleepingはboyの説明をしているのですが、さらにon the bed がsleepingの説明をしています。

言い換えると、「sleeping on the bed」全部でbabyの説明をしているんです。

この場合、「sleeping on the bed baby」とは言わず、「baby sleeping on the bed」という順番になるんです。

3を見てみるとI am happy. などと同じように、形容詞なので、文の補語になることもできることがわかります。

つまり、「その赤ちゃんは、寝ている」という主語、述語の関係が成り立ってますよね!

そして、4の文。

分詞構文。

名前を聞くだけで嫌になる人も多いと思います。

詳しくは分詞構文の部分で説明しますが、分詞を副詞として使っているという事を頭に入れておいて下さい。

Walking in he parkの部分は、metという動詞を説明している副詞句になります。(I met Maryという文を説明していると考えてもOKです)

「公園を歩いていて→会った」です。

なので訳は「公園を歩いていて、私はメアリーに会った」です。

日本人にとっては2の後ろから説明する、というのが非常にむずかしいんです。

それは日本語にはないからです。

なので、分詞を見つけたら、まず何を説明しているのかを見つけるようにしてください!

過去分詞の説明はこちら

P.S.
3の文について
このような文の分詞は副詞(M)とみなされていて、学者の間でもMかCかが議論されている部分ですが、どちらにしても問題はありません。
僕はCと考え形容詞でとる方が、上の説明のように普通の形容詞と対比して考えられるのでわかりやすいと思います。

関連項目

分詞
関係詞
不定詞(形容詞的用法)
前置詞+名詞