やる気のないめんどくさがり屋、過去完了形の関連文法第一弾は、みんなが大っ嫌い、しかし受験では頻出の助動詞+完了形です。

みなさん、can’t have p.p 、may have P.P、must have P.P などの助動詞+完了形の”熟語”とくくられるもの、覚えてしまいましたか?

これ、丸覚えはなかなかしんどいですよね・・・

しかし、少し考えるだけで理解しながら覚えられるんです。

まずはじめに、

The story can’t be true.

「その話は本当のはずがない

can’tには「~はずがない」という可能性を否定する意味があることを思い出しておいてください。

では、見ていきましょう。

He can’t have gone to school.

「彼が学校に行ったはずがない」

この文章のポイントは、「can’t」の部分と、「have gone」の部分です。

この文章、一番わかりやすい形で表現すると、

He can’t went to school.

なんです。

はい、頭が狂ったわけではありません。

何が言いたいのかというと、「can’t」の部分に関しては現在、「have gone」の部分に関しては過去のことを示したい、というのがこの文章の中心部分です。

つまり、「~なはずがない」と考えているのは、今のことであり、「学校に行く」という行為は過去のことを示しています。

したがって

He can’t went to school.

が一番理想的な形なんです。

が、助動詞の後ろに動詞の過去形を置くことはできません。

He can’t go to school.

になり、現在のことか過去のことか判断できなくなります。

過去形だけではどうにもならない・・・

その時にしぶしぶ出てくるのが・・・そう、過去完了形です!!

「おっしゃ、過去形が無理なんやったら仕方なくいったるわ」って仕方なく出てきます。

He can’t had gone to school.

しかし、出てきてはくれるのですが、やる気がないためすぐにやられてしまいます。

結局助動詞にやられてしまい

He can’t have gone to school.

になっちゃうんですね。

過去完了形さん、やられることが非常に多いやつなんです、やる気がないから 笑

過去完了形のイメージから、このように今まで無理やり暗記させられていた部分も理解できるようになるんです。

ぜひ過去完了形のイメージを持っておいてください!

その他の”熟語”に関しても同じように考えられるので、may have P.Pなども一度考えてみてください!

次回は仮定法過去完了と関連させていきます。

今回の考え方とほぼ同じなので、ぜひ理解しているうちに関連付けしておいてください。