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簡単評価
英語力上級者★★☆☆☆
英語力中級者★★★★☆
英語力初級者★★★★☆
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中級者のレベルを英検二級レベル(高校英語を一通り理解しているレベル)と想定しています。
個人的感想
個人的には好きなタイプの文法解説書になります。
「これはこうなんだ、覚えろ!!」というのではなく、なぜこんな文法になっているのかをできるだけ説明してくれるタイプです。
が、内容が昔読んだ本の内容とほとんど一緒の気がするんですよね・・・笑
題名は忘れましたが・・・
まぁそれはさておき、この本で一番気になったところは、文型の説明と現在完了の説明。
これは気を付けないといけません。
まず文型の部分。
SVCの判断の部分でS=Cという(※僕の大っ嫌いな説明)をしていたので、その説明を使ってSVOCの文をどのように説明するのかをにやにやしながら見ていたら、ごまかしといっていいほどその部分をスルーしているんですね。
SVOCの解説の時だけいきなり主語と述語の関係を取り出して、今までさんざん主張していたS=Cの関係が何ちゃらかんちゃらについては全く触れていないんです。
これは僕にはごまかしのように見えました。
また現在完了形の説明の部分で、「過去分詞は、過去のこと」などと言っていますがこれは間違っています。(過去分詞自体にに過去か現在かの時制を決める感覚はありません)
そのくせに、分詞の部分では分詞は「受動の関係」と述べている。(こちらのほうが基本的には正解)
まだ文法の知識があまりない人は確実に訳が分からなくなります。(現在完了の過去分詞についての考え方はこちら)
つまり、現在完了の部分でその場しのぎの解説をした感が非常に否めないんです。
まぁ、怒りはそれぐらいにしておいて、その他の部分では僕の理想とする教え方に通ずるものがありましたし、内容的にもこの先生の考え方で考えるとわかりやすいと思います。
なので、今述べた2点、特に過去分詞に関する部分に気を付けていただければいい本だと思います。
上級者でも何かしらの発見ができると思います。
※補語の考え方はこちら