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簡単評価
英語力上級者★☆☆☆☆
英語力中級者★☆☆☆☆
英語力初級者★★☆☆☆
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中級者のレベルを英検二級レベル(高校英語を一通り理解しているレベル)と想定しています。
個人的感想
高校生の時に、某予備校で安河内先生の授業を受けた時に、全く分かりやすいイメージを持てなかった・・・
その理由が今回この本を読んで理解できました・・・笑
この本は初級者を対象とした本です。
それぞれの文法について、例えば「進行形はbe+~ing、副詞節の中では未来形ではなく現在形です」など、ルールを説明してくれており、各項目ごとに確認用の英作の練習問題がついています。
ので、上級者、中級者にとっては当たり前の内容しかないため、ほかの本にお金を使うことをお勧めします・・・笑
そして、なぜ僕が安河内先生の授業に好感を持てなかったのか。
その理由はほとんどの部分で事実を羅列しているだけだからです。
例えばマーク・ピーターセンさんや、デイビットセインさんのようなネイティブの人から見た日本人の英語というコンセプトの本(後日順々に評価していきます)も基本的に事実羅列型の本になります。
「ここはこうでなるんですよ、だから覚えてください」というスタイルです。
人の好みによりますが、僕はこのタイプの本が大っ嫌いです 笑
英語の専門家の人や研究者がこのような本を出すのなら納得できるのですが、英語の先生がこのタイプの本を出すのは個人的には好きになれないのです。
事実を覚えるだけなら教師は必要ないからです。
覚えるだけなら自分だけで勉強できますよね?
英語を教えるものの一番の役割は、事実を示してそれを覚えさせるのではなく、いかに生徒が覚えやすいように理解させてあげられるか、特に文法の場合は、いかにほかの項目と関連付けてあげられるかということ、だと常に感じています。
僕はこのような考え方を持っているため、安河内先生のこの本に対して不満が出てしまったのでしょう。
もちろん高校生の時はこんな考え方ではなく、必死で文法項目を無理やり暗記していました。(今思えばすごく効率が悪いですが、文法を関連付けて解説してくれる先生なんていませんでした)
しかしそのような考え方の当時でも、特に暗記の勉強のためへのインパクトがなかったため常に「あの先生の授業微妙やったな」っと感じていたのだと思います。
今思えば、やはり学習者にとっては何か特徴がある説明のほうが頭に残しやすいのではないかと感じます。
これは人それぞれなので一概には言えませんが、もし自分が事実暗記型の勉強方法に向いていると感じるならこの本はおすすめです。
しかし、文法の理解を目指すならあまりお勧めではないため、理解を優先する僕の評価では低い評価になります。