あなたはどちら側ですか?
Aは学生時代
学業の成績は悪くなく
英語の成績や模試も
問題なくこなせるレベル。
他の科目の成績も平均的で
勉強に関して特に
苦手意識はありませんでした。
最近英語に触れることは
ありませんでしたが
ふと1年後海外留学に行こうと思い
そのために再び英語の勉強を始めました。
Aとは異なり
学生時代全く勉強には取り組まず
なんとか高校を卒業したB。
英語とも無縁の生活を送っていました。
Bもまた
ふと海外留学に行きたいと感じ
それを目標に
泣く泣く英語の学習を始めました。
同じ一年後の「海外留学」
という目標を持った正反対の2人。
もちろん英語への取り組み方も異なりました。
Aは学生時代に行った学習法を
思い出しながら
以前使用した単語帳や
問題集を見つけ出し
昔の学習法を取り入れ
毎日1時間机に向かい
英語の学習に一生懸命取り組みました。
一方Bは
英語学習に
ほとんど取り組んだことがありません。
まずは中学校レベルの
単語帳と文法書を買い
はじめの2か月は
その学習に毎日30分ずつ
取り組みました。
幸いにも単語も文法も
基礎のものばかりだったので
必死で頭に叩き込み
次は高校レベルのものに
取り組もうとしていました。
しかし勉強をしたことがないせいか
これ以上勉強をするのが
嫌になってしまいました。
なのでBは勉強をすることはやめ
勉強の代わりに
外国人のいるバーで
毎日1時間費やすことに決めました。
1年後
どちらの会話力が
高くなっているでしょうか?
おそらくあなたの予想通り
正解はBです。
ではここでもう一つ質問です
なぜ英語の知識もほとんどなく
英語の学習にも
ほとんど取り組んでいなかった
Bの会話力の方が
結果的に伸びたのでしょうか?
日本人の僕たちが犯している大きな間違い
日本での英語教育を受けてきた僕たちは
「英語学習」
と聞くと真っ先に
「入試」や「学校のテスト」
を思い浮かべます。
「学生時代英語好きやった?」
と聞かれれば
「好きやった!めっちゃ成績よかったで」
「全然わからんかったから嫌いやったわ」
など
必ず成績や
どれだけ英語を理解していたかの話になります。
これが僕たち日本人が連想する
「英語」
です。
なので
「英会話」
という言葉を聞いた時にも
「英語全然昔からできひんから無理!」
「英語とかちんぷんかんぷんやったわ」
「英語の成績昔良かったから会話もできるかも?」
など
必ず学生時代の成績や自分の出来具合を前提に
「英会話」のことを考えてしまいます。
つまり僕たちの中に
無意識にできてしまっている考え
「英会話=英語」
この考えが英会話学習を行う上で
一番大きな間違いなのです。
昔の英語の成績と英会話力は関係がない!!
例えば野球を思い浮かべてください。
野球好きなおじさんは
いつも野球雑誌や野球ニュース
野球の試合を見て
野球の理論をたくさん
頭に叩き込んでいます。
そしてプロ野球を見て
「なんであんなボールも打たれへんのや!!」
とヤジを飛ばします。
しかしこのおじさんが実際に
野球をうまくできるかというと話は別です。
どれだけ野球の理論
バットの振り方や
腕の振り方をわかっていても
野球ができるとは限りません。
「知識で持っていること」と
「実際にプレーすること」
では大きく異なります。
英語学習と英会話も同じ関係です。
どれだけ英語を学習して
英語の知識を頭に入れても
「知識を持っていること」と
「実際に英会話として使うこと」とは
大きく異なります。
「英語学習」は野球で例えると「野球理論」
「英会話」は「実際にプレーすること」に当てはまります。
英会話力を伸ばすために最も大切なことは・・・
野球をするために
野球理論を理解しているだけでは
全く意味がありません。
またどれだけ野球理論を知っていようが
それが必ずしも
野球のパフォーマンスの良さに
つながるとは限りません。
一方で野球理論が
全く野球のプレーに
役立たないわけでもありません。
知っていることが増えれば
プレーに役立つこともあります。
つまり英会話力を身につけるために
最も大切なことは
「英語学習で身につけた理論(文法力)を使った
実践練習(英会話)を行うこと」
です。
どんなに頭でわかっていても
実際に使うとなると話は別です。
自分が当たり前のように知っていることも
いざ使うとなれば
うまく使ない場合がほとんどです。
一方で全く知らないことを
使うことはできません。
最低限の文法力は必要です。
「知っている知識」をもとに
繰り返し使う練習をすることで
その「知っている知識」を
「使える知識」に変化させることができます。
これは英語だけでなく
あらゆることに当てはまります。
英語が話せるようになったら・・・
- 海外旅行に気軽に行ける
- 仕事で昇進することができる
- 海外赴任を任せられる
- 海外で働くことができる
- 留学することができる
- 英語の先生としての箔がつく
- 専門分野の理解が深まる
- 就職に有利
- 入試で有利
- 外国の友達を作ることができる
- 自分のビジネスのチャンスを広げられる
- 将来の夢が広がる
など
簡単に挙げただけでもこれだけのものがでてきます。
言い換えれば
英語が話せるようになれば
必ずあなたの人生が今より豊かになります。
では、どのようにすれば英語を話せるようになる?
そのヒントが先ほどのAとBのお話にあります。
Aは野球の例で言うと
知識がたくさんある「理論おじさん」の状態です。
一方Bは知識自体はほとんどなかったものの
ボールの投げ方
バットの振り方などの
最低限の知識を身につけた後
練習試合にに出向き
実際の野球を経験しました。
この
「実際に経験する」
ということが一番大切なことです。
野球をできるようになりたければ
野球を実際に
経験しなければならないとの同じで
英会話をできるようになりたいなら
「英語を話す」
という経験が必ず必要になります。
英会話を経験をするためには?
野球を経験するためには
バットやグラブを買い
バッティングセンターに行って練習をし
試合に出る必要があります。
野球と同じように
英会話を経験するためには
基礎的な文法と単語力を身につけ
文を作る練習をした後
実際に英語で会話をする必要があります。
そして今の時代
昔とは違いオンライン英会話のような
気軽に英会話を経験できる場所が
たくさんあります。
それにも関わらず
日本人のほとんどが未だに
「英語を話せない」
と感じています。
それは実際に英会話を経験した時に
うまく思っていることを話せず
「自分は英語に向いていない」
と感じて諦めてしまうからです。
英会話で最も大切なこと
英会話の経験をすればするほど
英語の自信をなくしてしまうのは
無意識のうちに
「自分の思ったことを100%英語で伝えよう」
としているからです。
日本語で思ったことを完璧に英語に訳そうとすると
文法力も単語力も足りず
言いたいことを表現することができません。
その結果英会話に一旦チャレンジしてみても
「英語を話すことができない」
と感じ諦めてしまいます。
これは
英会話=英語学習
と考えている人にありがちなパターンです。
また
「間違えたくない」
「話せると思われたい」
と感じる人は
プライドが邪魔をしてしまい
「とにかく間違えてでも英語を話してみる」
という気持ちを打ち消してしまいます。
ここが初めの例の
AとBの大きな違いです。
仮にAがBのように
英会話の機会を持ったとしても
プライドを捨て
「英会話と英語学習は異なる」
ということ
そして
「自分の英語力とは異なり
英会話力はアメリカ人の小学生以下だ」
という事実を
受け入れることができなければ
英会話力を伸ばすことはできません。
一方Bには
もともと邪魔なプライドがありません。
その結果
間違いを気にせず
たくさん英会話を経験することができたため
英会話力を伸ばすことができました。
そしてこの
「間違いを恐れずに話す」
意識がうまれれば
英会話をする時に
最も大切なことが見えてきます。
それは
「文法的に100%正確な文章を話すこと」
ではなく
「自分の思っていることを相手に伝えること」
です。
またここまでくると
お気づきかもしれませんが
かつての英語力と
今から伸ばす英会話力は
ほとんど別物ということになります。
言い換えの力を身につければ?
相手に自分の思っていることを伝えるために
日本語で思ったことを全て伝える必要はありません。
例えば
「何か食べたい」と言いたい場合
この言葉を直訳しなくても
「お腹が空いた」
と言えば相手からは
「マクド行く?」
というように
「何か食べたい」といった場合に
期待しているものと
同じ返事を引き出すことができます。
(“I want something to eat.”
と作るのは難しいですが
”I’m hungry.”なら作れそうですよね?)
これが英語学習とは大きく異なる
英会話の極意です。
そしてこれが
「言い換えの力」です。
この言い換えの力を身につけることで
英会話を楽しみながら経験することができ
その結果英会話を継続することができ
その繰り返しの練習が
会話力アップにつながります。
そして何より
「最低限の知識(文法力)で
最大限の会話力を引き出すこと」
ができます。
効率よく言い換えのテクニックを学ぶなら
多くの英会話スクールでは
「文法力を伸ばしましょう」
「フレーズ力を身につけましょう」
「実践的な英語力を身につけましょう」
と謳ってはいますが
それらを身につける以前に
それより大切な
「言い換えの力の伸ばし方」
については教えてくれません。
もちろん
「文法力」
「フレーズ力」
「実践力」
を身につけることは大切なのですが
その前に
英会話の前提となる
「言い換えの力」を身につける必要があります。
この「言い換えの力」を身につけることで
そのあとの学習効率が
数倍もしくは数十倍アップします。
しかし先ほどもお伝えしたように
残念ながら
言い換えのテクニックを伝えている
教材や英会話スクールは
ほとんどありません。
そこで
その言い換えのテクニックをまとめた本を
今回書かせていただきました。
言い換えのテクニックをまとめた本
『”逃げる”英会話』のPDF版を
今回このページを見てくださった先着30名の方に
300円で販売させていただきたいと思います。
レビュー
20代 Yuina Mさん
この本を読んでひたすら頷いてました。
実際留学にきて机に向かって勉強することよりも
英会話でコミュニケーションを取ることの大切さを
実感しています。
どうしてもネイティブと話すとなると
すぐに言葉が出てこなかったり
詰まってしまう事もありますが
この本から逃げる英会話を学び、
難しく考えたり文章を完璧に作らないといけない
と考えてしまうのをやめようと思えました。
あとは日本語に訳して伝えようとすると、
これ言ったら相手に失礼かな?
とかよくない言葉なのかな?
と考えてしまう事もありますが、
日本語と英語は別物で
日本語にあって英語にない言葉や
英語にあって日本語にない言葉もある様に
別物だと考える事もできました。
確かに文法力や単語力もすごく大切だと思いますが
使わないことには意味が無いし
逃げの道をこの本から学べたので
あとは実践することで
英会話力を伸ばせるのかなと思います。
留学にきて3ヶ月ですが
まだ「英語を話せますか?」
の質問に自信をもって
「はい」と言えないので
「はい」と言えるように
恥じらい捨てて頑張ろうと思えました!
英語を勉強する上で
すごくためになることを学べました。
そして実際の英会話で使えそうな言葉もあったので
早速使ってみようと思います。
ありがとうございます。
20代 Ami Nさん
言われてみれば、
そうだなと思わされる本でした。
塾講師として英語を教えているのに、
喋れないことが
コンプレックスだったのですが、
これなら喋れるかも!と思いました。
実際、これを読んだ後、
英会話スクールに行ったのですが
以前よりあまり緊張せずに
話すことができました。
英会話はコミュニケーション
という当たり前のこと、
難しい単語や文法を使わず、
楽しむことの大事さに気付かされました。
40代 Ayumi Hさん
私はMasa先生に
授業をして頂いているのをきっかけで
この本を読ませて頂きました。
内容はとても読みやすく、
授業で教えて下さったことも
所々書かれていて
復習にもなり
あっという間に読み終えてしまいました!
Masa先生らしく
途中関西弁になる所があったり、
例えにUSJがでてきたり(笑)
普段の日本語の会話を
どうすれば
簡単に英語で説明(言い換え)することが
ほんとうにわかりやすく書かれていて
理解もすごくしやすいと思いました。
私も今は60%を目指していますが、
Masa先生の書かれている通り
60%できればきっと70%、80%と
自分から話したいと
欲が出てきそうなぐらい英会話は楽しいです!
まだ「あなたは英語が話せますか?」
の質問には私もNOですが、
この本を読んでみてYES!!
と言いたいと改めて思いました。
20代 Misa Uさん
単語の使い方や
どうすれば
相手に言いたい事が伝わるのかが丁寧に書かれていて
英語勉強中の私でもとても分かりやすく
スラスラと読む事ができました!
英会話を難しく考えていて絶対喋れないと思っていましたが
この本を読んで
「こういう方法で簡単に言いたい事が伝えられるんだ!」
と思えました!
外国の人にたまに道を聞かれる事があるので
その時にこの本に書いてあった事を参考に
少しでも喋れたらなと思います。
20代 Tomoko Mさん
冒頭の「あなたは英語を話せますか?」
という著者からの問いかけに対し、
私は「いいえ」と思いました。
約10年間英会話を学び続けているにも関わらずです。
日本人の多くは真面目ですから、
自分の言いたいことを
完璧に訳さなければと考えてしまう様です。
しかしこの本はそんな考えから
「逃げる」ことを教えてくれます。
ひとつひとつのステップを
分かりやすい例文で解説してあり、
さらにチャレンジ問題にも挑戦出来るため、
「もしかして英語話せるんじゃない?」
と段々と自信が付いて来るはずです!
きっとこの本を最後まで読んだ時、
あなたは「英語、話せるじゃん」と思うことでしょう。
皆さんも是非、手に取って実感して下さい。
「逃げるが勝ち」です。
50代 Etsuko Nさん
レッスンの中で教えて頂いたことが沢山書かれており、
改めて「なるほど」
と思いながら読みました。
英会話初心者にも悩める英会話経験者にも当てはまる感じで
とてもわかりやすかったです。
20代 Yusaku N
全体的に興味深い内容だったため、
最後まで読むことができた。
特に、英会話を習得したい人にとって、
日常生活の中でシンプルだが
言い表すことができない悩みに対して、
「逃げるテクニック」としてのアプローチをしている点は
とても興味深く感じた。
また、内容を読んだあとに読者に実践してもらう流れも
個人的に好きだと感じた。
目次
1章 英語学習と英会話の違い
英会話力をのばすために
英語学習をしていても意味がありません。
まずはこの二つの違いを
しっかりと理解しておきましょう。
2章 上手に逃げるコツ
1 notをつけよう
- 単語量が今の二倍に膨れ上がる
簡単な言い換え方法
- 最も簡単かつ有効なテクニック
2 文を分けてみよう
- 短くシンプルに伝える練習
- 関係詞を使わなくても
言いたいことを表現できます!
3 説明してみよう
- 言いたい単語が
思い浮かばないときのテクニック
- わからない単語は相手に考えさせろ!
4 主語をかえてみよう
- 英語には主語が必ず必要
- 少し視点を変えて思ったことを表現
5 言い方をかえてみよう
- 固い頭を柔らかく
- いろんな観点から表現する練習
6 意図を考えてみよう
- 脱直訳
- 英会話だからこそ必須のテクニック
特別ボーナス
今回『”逃げる”英会話』を
購入していただいた方に
15分の無料学習カウンセリングと
僕が運営している
English Oasisで提供しているレッスンの
30分無料体験を
プレゼントさせていただきます。
言い換えのテクニックを身につけ
そのテクニックを実践で使う機会として
レッスンにもご参加しください!
また無料体験レッスンあと
簡単にコース説明もさせていただきます。
言い換えのテクニックに関しても
知識として持っているだけでは意味がありません。
レッスンを通して
「知っている知識」から
「使える知識」へと一緒に変えていき
英会話力を身につけていきましょう!
著者
Masa
保有資格
CELTA/TESOL/英検1級/TOEIC920点
English Oasis代表。
法学部出身。
法学部在学中の大学2年のとき
オーストラリアに語学留学。
全く会話ができなかったものの
「英会話」の魅力に惹かれ英語に目覚める。
帰国後独学で英語力を磨く。
同時に個別指導のアルバイトを通して
4年間で約100人の生徒を担当。
大学を卒業し
中学高校の英語の教員免許取得後
イギリスのEssex大学の準修士課程で
第二言語習得論を学ぶ。
その後フィリピンでTESOL(英語教授法)
の資格を取得。
某大手英会話学校で
2年以上主任講師を経験し
500人以上の生徒を指導。
2021年12月、英会話講師最大の資格
CELTAを取得(予定)
学生時代英語ができなかった経験から
英語がわからない人の気持ちを理解した
アドバイスを得意とする。
英文法オタク。