ちょっと硬い話なので気楽に聞いてください(笑)

なぜ形容詞が重要で、なぜそれがわかれば英語ができるのか、という理由について話したいと思います。

その理由を理解することで、どこに意識を向けるべきかを理解してほしいからです。

まず、世間一般では、「英語は主語が大事だ」、「動詞が大事だ」とよく言われています。

そして、「この二つを見つけられれば英語は理解できる」とよく言われています。僕自身もこの考え方には賛成です。

一般的な参考書などは、主語や動詞の重要性、またそれを見つけることの重要性は強調しているのですが、具体的に見つけ
る方法を紹介する部分では、いきなり「S」「V」「O」「C」などの文法用語を登場させ、ここからここまでが「S」ここからここまでが「O」などといった説明でごまかしていることが非常に多いのです。

これでは一部の英語が得意な人たち以外には理解できません。

そこで、僕は「英語では主語、動詞を見つけることが重要であるからこそ、形容詞が重要である」、といいたいのです。

つまり、「形容詞は英語を理解するための手段として重要だ」、と言っているのです。

例えば、
The penguin is cute.

この文の意味はほとんどの人が理解できると思います。

しかし、
The big penguin in Ueno zoo which can swim fast is cute.

このような文になった時、意味を取れなくなる人は急増します。

上のぶんも下の文も伝えたい内容は「そのペンギンはかわいい」、ということなのですが、上の文には形容詞が一つなのに対して、下の文では4つの形容詞が入っているため、複雑な文に見え、意味を取れなくなる人が増えてしまうのです。

僕が言っている形容詞の重要性というのは、まさにこのことなんです。

下の文でも、「big」「in Ueno zoo」「which can swim fast」「cute」が全部「penguin」を説明している形容詞だと理解できれば、意味をとることができます。
(一応意味は「上野動物園にいるその大きくて、速く泳ぐことのできるペンギンはかわいい」、となります。)

どうでしょう?形容詞の重要性、少しは理解してもらえましたか?

このような形容詞の重要性について述べている説明は個人的にほとんど見たことがありません。

ですから、このサイトに巡り合えたみなさんは、英語を理解するうえでの方法の一つとして参考にして、学習に役立ててみてください。(上の文を読んでいて、「形容詞ってなに?」ってなった人はこのサイトの形容詞の部分を参考にしてみてください。形容詞~adjective~

関連項目

はじめに
英語理解における日本人の弱点